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文字起こし(抜粋)(36:03ー36:02まで)
「いいか、香取、お前全部話しみんなに通ってるからな!途中で帰ったらバレるぞ」って。そんで、極め付けに「せっかくだからお母さんと一緒に写真撮りましょう、写真撮りましょう、写真!」って言って、「カメラとか持ってないすから。な、母ちゃんな!」「あります」(笑)って出してきた。写ルンです(笑)なんで持ってんのや!シンデレラ城をバックにせがれと母ちゃんとお城をバックにハイポーズですよ。それ、もうすげーやだった。
まあ、しょうがないんで全部(言われた通りに)やって、帰る時、また帰りですね、単車の後ろに乗せて帰る時に、言うわけですよ。「ありがとう、ありがとう」って。「あんたがこうやって私を連れてきてくれるなんて夢にも思わなかった」みたいなことを言ってくるんですけど、まあまあ振り向かないけど泣いてるのわかるじゃないですか。(笑)
「うっせえばばあ、黙っとけ」って言って、こっちが泣いちゃうだろうとか思って(笑)だからもう止まるたんびにそうだから、全部信号無視ですね(笑)早いなあ〜みたいな(笑)
でもね、僕ね本当にあの時、だから無理やりにさせられたんですよね。だけど、もうあの写真とかをお袋は今うちのガキですね、うちの息子娘に見せますよね。「ほら見て父ちゃんとおばあちゃん」みたいな(笑)「(笑)捨てろその写真!」
でもその後も、帰った後も、もうね、本当に…その、ことあるごとにやっぱ言うんすよね、「ありがとう、あん時ね」って。「そういえばさ、貴信、母ちゃん連れてってくれたね」って。「もう母ちゃんほんと嬉しかったなぁ、ありがとうありがとう」って言うんですよね、喜んでるんですよ。
僕ねその時に初めてわかったんですね。その、もちろん自分が何かをされた時っていうのはすごく嬉しいし幸せなんだけど、それ以上に自分の大切な人が、自分が関わることでこんな風に喜んでくれるって言うのは、その自分の幸せを勝るな!と言うか、大切な人が喜んでるその姿に何にも代え難いなっていうか。
だからすごくね、その時に感謝をしましたよね。あん時無理やりにあれをさせてもらってなかったとしたらね、あの多分やらなかったし。後日「こんなんさせられたんですよー!!」とか言って色々言いまくってたら、町丸さんの同期の人が言ってましたよね。「ああそうなんだ~」とかって言って。
「あの人ね自分もねそれがやりたかったけどできなかったからだと思うよ」とかって言われて。あーそうなのかと思ってやっぱりその初任給とかね、そういう節目じゃないけどそんなのは大事だなと思ったし。
だから、もっと言うと僕はそこで働かしてくれたおかげで、本当の幸せと言うかね本当の喜びを知りましてね。だからあの8年続けられたし、あんな上司になりたいなって思って、その背中を追いかけて行けたのかなと思いますね。
だから僕ね、僕もその後は責任者をやらしてもらった時に真似したんですよ、よし、やろう!と。チケットを用意して、後輩にね、「今度な、5月初任給だよな。なんか決まってるの?」「はい、父と母をディズニーランドに連れて行こうかと」「そうか、それは大事だよな」「あの…チケットどうした、チケットは」「はい、もう買いまして」「お、おぉぉぉ…」どうしようってね。(笑)
町丸さん、厳しいこともたくさんあったし、本当に叱られた時は心の底から頭に来て、何度も町丸さんの車のブレーキオイルを抜いてやろうと思って完全犯罪で殺してやろうと(笑)思ったことも沢山あるんですが(笑)
でも、そんな風に憧れるそんな人に出会えたことが僕の中で人生の転機でもあったし、やっぱりその自分の仕事にスイッチが入った瞬間だったんじゃないかなあと思います。まあ、僕はそれが僕の中での今でも大事にしているスイッチのところですね!!ということで時間になりましたんでね、これで終了したいと思います。ありがとうございました!
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講演「社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった」:文字起こし(抜粋)_vol1
動画 文字起こし(抜粋)(startー13:41まで) 有限会社香取感動マネジメントの香取貴信です。 ...