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加賀屋克美 講師のブログ

加賀屋克美講演会_文字起こしvol2

動画

講演(30:59-last)

出会いがありまして、物を売るということが仕事だと思ってたんですね。でもそれがディズニーストアで働いてて僕すごく気付いたことが一つあったんですね。それをちょっと皆さんにお話をしたいと思うんです。

お母様と息子さんの親子さんの常連さんでいつも仲良くなってるお客様がいたんですね。私もそのディズニーストアでおもちゃ担当だったんですね。おもちゃ担当でトイストーリーというディズニーの映画がありまして、その映画に出てくるですね、あの宇宙のスペースレンジャーバズライトイヤーっつのがいるんですね。あのね僕にすごく似てるんですね。実はね。バズに似てると。(笑)

僕もおもちゃ大好きなんですよね。バズライトイヤーが大好きで。だから売ってるものがすごく大好き。で、もう、本当に色んな方に説明して買っていただくってことはすごくできたんです。

実はそのおもちゃがですね、バズライトイヤーっていうおもちゃはしゃべるやつでロボットなんですけど、それももう置いては売れて、置いては売れて、常に人気ある商品だったんです。どうなったかと言うと、売れて“品切れになりました”ってタイミングなった時にその常連さんのお母さんとその息子さんが来るわけですよ。で、「あ~!買おうと思ったのに売り切れちゃった~!」って。

「え?買おうと思ったんですか?もう売れ切れちゃったんですよね」「次いつ来ますか?」「まだ未定なんですよね。ずっといつ来るか分からないんです。ちょっとまた度々来ていただければ頻繁に入ると思うんで」って。

その親子(が欲しいということを)を知ってて、毎回毎回入ってきた~!って言って、入ってきたのをみんな喜んでわーって買っていくんですけど、タイミング悪くまたその家族、お母さんと息子さんが「ええ~~~!!入ってたって言ってたけど買えてない~~!買えないの~?」って。(うわーもう2回目だ)と思って。

普通にタイミングよく買えた人もいれば、毎回毎回買いたいと思ってもタイミング悪く買えない親子がいるって。それ僕思った時に、ルールはあったんです。事前の予約はしないし、取り置きもしないっていうルールはあったんです。

でもねそんなタイミング悪く、僕も本当に仲良くなってるお客様なのに買えてないって。これ僕の独断と判断なんですけど、こんだけお客様と仲良くさせて頂いて本当にいつも来てるお客様なのに買えてないっていうのは…。店長にお願いして、いつもね買いに来てる方がタイミング悪くて、いつも買ってる人たちはみんな買えてるのに、ある家族だけはちょっと買えてないんですよ。頼むから1つだけお願いできませんか?特別に!って言ったら、それを許してくれことになったんです。店長もすごいいい方で。

それで、次来た時にその家族、お母様と息子さんに約束したんですね。あの翼くんという男の子だったんですけど、「翼君ね、次来た時はおじさんが取っといてあげることができたから、次来た時待っててね!」って言って、「やったー!!」って喜んでくれて、次の週に入荷したんで僕電話したんですね。「翼くんのお母さん、翼くんの分のバズ来ましたんで取りに来てください!いつ来てくれますか?」って言ったら「2日後に行きます!!」って言って。喜んでもらえてよかったって思って電話切ったら、店長が肩たたいて「お前にちょっと急な話で伝えたいことがあるんだ」「なんですか?」って言ったら、「お前、異動」って言われたんです。「ええええ~!異動ですか~!?どこの店に異動ですか?」って聞いたら「町田」「え、ここ渋谷なんですけど、急に町田行くんですか!」みたいな。

あの、僕今までアルバイトで仕事してたんですね。で、急に社員という仕事でお仕事させていただくことになって、新店のオープンに急に呼ばれて行くってことになって、そこの販売スタッフになることになったんですね。(そっか~)って。

今までたくさんの仲良くなったお客様がね、せっかく自分がここで働き始めてすごくたくさんのご縁ができたのに、行っちゃうんだ~町田にぃ~~みたいな感じで。すごく遠くの店に行くんで、渋谷から町田って言ったら、もう一時間半以上かかるというお店ですから、今まで来たお客さんがそんな遠いとこまで行けないですよね。

だから、今までお世話になったお客様にすぐに電話しまして、「お世話になりました。実は私急遽ほかの店に異動になっちゃったんです、すごい遠い店で、東京都内じゃなくて神奈川になっちゃうんです~。神奈川って言っても東京ギリギリなところなんです。ちょっと瀬戸際みたいなところなんですよ~」って言ったら、「がんばってくださいね!」「がんばってくださいね!」「買いに行きますよ!」って言ってくれて、最後に翼君のおうちに。「2日後、もうおじさんいないんだ~。ほかの働く仲間に伝えとくからもらってね」って。「ありがとう」って言って、僕はすべてのお客様に挨拶をして、すべてのことが終わって町田の店に異動することなるんです。

異動しました。異動した初日です。いろんな準備が行われててて、実はその、昔はですね、ディズニーストアってオープンのテープカット、ミッキー、ミニー来てくれるんですよね。町田のデパート6階のおもちゃ売り場にディズニーストア出来たんですけど、すごい列が出来まして非常階段使ってミッキーとミニーの写真撮れる、一人ひとり。それに並ぶのと、あと、当時店がなかなかなかったもんですから、その商品が珍しいって言って、すごい行列で、店が入店制限するほどのお店でした。

僕何してたかって言うと、もう商品が間に合わないんです。次々商品手にとってみんな買い物して。うわーと店の中もう芋洗い状態でどこに商品が置いてあるかわかんない。もう私はその状態から、裏から商品を「失礼します!失礼します!」って移動してる最中にどんどんと商品取られちゃって、その中で補充をする。それで、なくなった!と思ったら、ほんと、バケツリレーのように、どんどんどんどん運んでいく。

その中で「加賀屋さん!加賀屋さん!」っていろんなところから声が聞こえる。誰か俺のこと呼んでる!って言ったら「わ~〇〇さ~ん!!」って言って、最初の渋谷で今までお世話になったお客様が声かけてくれたんですよ。「え!?どうしたんですか??」って言ったら、「加賀屋さん今日初日でしょう?買いにきたよ!」って「いやいやだって、渋谷のが近いじゃないですか」って、「この商品ここで買わなくても~~」って。「いや、加賀屋さんもここでがんばって、初日、社員で初日でしょ!?がんばってね~~!」って「ありがとうございま~す!!」って言って。

いろんな所でそれまでお世話になった方々が、その混んでる中で僕に声かけてくれたんですね。その、最後の最後に「加賀屋さん」って聞こえたのは翼君のお母さんだったんですよ。「あれ、翼君のお母さん、どうしたんですか!!」って言ったときに、混雑して見えなかったんですけど、「今日翼も連れてきました」って。「ええ~~!!」でも、幼稚園のお子さんだったんで、かき分けて見るとやっぱ人の群れの中にいたんですよ。

「おー翼君!!!!」って言ったら、あの、バズのおもちゃ持ってましてね。そして、翼君のお母さんが、「あの、私ね、親としてね、やっぱりありがとうって本当に親切にしてもらったりとか、いろんなことをしてくれたらちゃんとやっぱりありがとうって言わなきゃだめよって。その時はちゃんと人と人とちゃんと会って、ありがとうって言わなきゃダメ。で、翼が、実はそのバズライトイヤーのおもちゃが手に入った時に本当に嬉しくて加賀屋さんにありがとう言いたい。

でも店を離れちゃったともういないんだよ、お店。それで、埼玉に住んでいらっしゃったので、町田までって言ったら、2時間半、3時間、と遠くなるわけですね。家の近くにもある。でも、わざわざ「加賀屋さんにありがとう言いたいから」って言って。

でもお母さんが、「電車乗るよ~て。遠いよ。混んでるよ。」って。でも「会いたい、ありがとう言いたい」って言ってくれて会いに来てくれたんですね。「ありがとう!こっちこそありがとうね~!今日はちょっと混んでるから遊べないんだけどまたバスで一緒に遊ぼうね!」って。

それから、実はその、翼君のお母さんと翼君は毎回町田のお店に来てくれるようになりました。今まで渋谷のお客様も、あの本当にたくさんの方がいらっしゃったんですけど、その方達も来てくれました。

でこれ僕はすごく学んだんですね。商品を買うってことはすごく皆さんが目的があって、色んなキャラクターの商品やいろんな時計やぬいぐるみやお菓子。いろんなものを買いに来るってのもあるんです。それで、チェーン店ですから、売ってるものがどこの店でも買えるんです。

でも本当に僕が思ったのは、誰から買いたいのかとか、商品を買ってくれる前に誰がいるのか、誰が働いてるのか誰から買いたいのかって。これを僕は、もっともっとディズニーランドで接客がね、何十秒の間に「何名様ですか?どうぞ!何名様ですか?どうぞ!」っていう本当に忙しい中で、ディズニーランドって接客してたんですね。

でもディズニーランドと違ってディズニーストアっていうのは、ちょっとした時間があったりとかね会話もできる時間があったりとかね、という中で、もっと本当にお客様と親しく仲良くして本当にファンを作るって。加賀屋さんがいるからとか、あの人が働いてるから…というように、人っていうのは本当に大事なんだなっていうのに、僕はもうディズニーランドで気付かせて頂いて、対面で物を売るということにもさらにその気付かせて頂いたってそんなことがありました。

最後にやっぱりこう香取君の話を聞いて、なんでも夢は叶うとかね、何でも挑戦して、情熱で何でも叶えてきたんだよ~って、そんなふうに思われる方が多いと思うんですね。実は僕も夢を現実にするとか、挑戦するとか、諦めないってことはどうやって学んだかって言うとちょっとこれはね最後皆さんに見てもらいたいと思って、ちょっとやってみたいと思うんです。

あの、生のじゃがいもなんですね。で、これストローなんです。これ、ディズニーストアで教わりましたし、アメリカのディズニーの大学、人間力大学みたいな、そういうとこでも学んだことなんですけど、この生のじゃがいもにストローを上からこう直角に振りかぶって行ったら、ストローはジャガイモを貫通して突き通るかって、こんなことをねその教育してくれた先生がレクチャーしてくれたんですね。

これ僕聞いた時、受講生でした。生徒でした。生徒全員、「無理、絶対無理。生のじゃがいもにストロー上から振りかぶってエイっなんて無理!!」ってみんな無理って思ってました。だから、「できる人~?」って言われてもシーンって。「突き通らない人~」って言ったら「はーい!!!」全員が手を挙げました。

そしたらね教育してくれるこの先生は、「皆さん残念だね~」って。「人は見た目で勝手に判断して行動する前から諦めてしまうことが多いんだよ~。やってみた?やってもないのに何でダメって言っちゃうの?やってみようよ!これが失敗するかもしんない。でも失敗から学べて、こうなるからこうしよう!っていろんなことに変化、学びいろんなことがあるよー!だからやってみようね!」って言ってやってみせるんです。

どうなるか皆さん見ていただきたいと思います。実際に先生はどんなふうにやったかここで再現してみたいと思います。行きます!!行きますよ~~!!!いちにのさんで思いを突き通す!!!!ね?貫通しちゃうんです。これはやってみないとわからないってことを本当に体験させていただきましたし、見て本当に実感しました。これで僕、ディズニーストアの物販、モノを売るって時にもこれ実はすごく振り返ってみたら、あっ!って思った時があったんです。

これね、すごくあの、私が感じたことは、チラシをね店の前でもってましてね、ディズニーストアのお店で『ピーターパンのビデオ予約販売』みたいな。全員にチラシ配りなさいって店長から言われたんですよ。

「加賀屋君、ピーターパンのビデオ予約販売だから!ディズニーストアだけが子どもの特典つくからね」って。「これ、来た方全員に配るんだよー!」って言われるんですよ。もう僕大好きな店長だったんで「わー!わかりましたー!」って言って、来た方に「こんにちはどうぞ♪ピーターパンのビデオが予約販売ですどうぞ!」全員に配ろうとするんです。ところがもらってくれる人もいるんですけど、チラシを渡そうと思うと「もういらないです」とか、見た瞬間、僕を避けるように店に入ったりする方もいらっしゃるんですね。

で、それを僕感じた時にあ、そっか!と。これ子ども向けのビデオなんだから、サラリーマンのおじさんとこにこれ配っても買わないわなー!って。配ってももったいない紙。と思ったんですね。だから、僕の直感でこれお子さんがいる方には、子どもにどうぞ~って。子供が「はいっ」てお母さんに渡すから。みたいな。

だから、まぁ、子どもさんがいる方とか、若いお母さんとかあとは女性の方だったらねこれ興味持ってくれる。おじいちゃんとかおじさんとかサラリーマンの人になんか無理だよ!って。これ配ってももらってくれない!!って思って、僕なりに考えたのは、(配る、配んない、配る、配んない)ってやり始めたんですね。

だから、サラリーマンのおじさんなんか絶対興味ないと思うからいいや…あ、お子さん来た!「こんにちは!どうぞビデオですよ~~!」みたいな感じ。で、やってる姿を店長が見て、「加賀屋、お前なんで全員に配んないんだ?」って言ったら僕言い訳したんですね。

「これ子ども向けだからもらってくれない人もいるんですよ。」とか「どうぞって言ったらも避けるように店の中に入ってすごい怖い顔されることもあるんですよ~」とか。「だから子どもさんがいるところには配って、なんかちょっとあのいらなそうだなと思ったら、配んないってそのようにしたんですよね」と。

僕なりにいいことやってるなと思って言ったんですね。そしたら店長は怒りましてね、「加賀屋!買う買わないってお客さんが決めるのに、お前が勝手に決めるな!!」って言われたんですね。「サラリーマンのおじさんだって、娘さんや母ちゃんに予約して来いって言われてるかも知れないよなー。聞いてみないとわかんないし、配ってみないとわかんないだろう?それにお前がサラリーマンおじさんをパっと見た瞬間にこの人いらないです。みたいな形で配ってなかったよな。そこでちゃんとお前が「どうぞ~」って配った瞬間に、「あっ、これだ~!娘に頼まれたのは」とかね。「僕わかんないんだよね。母ちゃんと娘しか来てないからこれお願いって言われたんで買います!」って。その場で予約入るかもしんないじゃん。

これ(じゃがいもの実験)と同じだったんですね。見た目で絶対に判断しちゃダメよ!やってみないと!って。挑戦すること。あとね、諦めないってこと。僕はその最初からね、夢を何でも叶えるって言うことができたということではなくて、こうやっていろんな気付き、学びがあって、いろんなことを教えてくれたりとか、あと「加賀屋こういうことなんだ。例えば例をあげるとね」って分かりやすく、「自分のやってる行動を改めて振り返って、改めてこう自分の行動の仕方を考えなさいよ。」っていうアドバイスをしてくれるそんな先輩がいました。

なので、僕の気づき学び体験っていうのは、本当に人との接点がすごく大事だってことと、あとその、やっぱりこう“人”が大事で、物が売れるとか、あとは諦めないって部分をいろんなことを体験させていただいた話をさせていただきました。この他にもたくさんいろんな話がありますのでまたいつかできる日を楽しみにしています。以上でございます。ほんとにご清聴、どうもありがとうございました。

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